じわじわと新型コロナの患者さんは増えてきていますが、予定通り、東京へ出張してきました。
帰りの新幹線の中で駄文を書いてます。
「家族システム学」の秋山先生の講演、やっぱりよかったです~
家族は時間とともに変化していきます。
今から50年前、おうち一軒の中に三世代が過ごすのは、ごく普通のことでした。
ちょうどアニメのサザエさんが始まった頃ですかね。
いまだにサザエさんは日曜日の夕方に高視聴率で放映されていますが、
今どき、あんな家族はほとんど見ません。
カツオが悪さをして波平(じつは父親!)に叱られても、基本的にみんな平和です。
時代の移り変わりとともに家族の構成人数は減り、今や2,3人の核家族が平均になりました。
でも、ペットのワンちゃんも家族の一員として、多くの家で飼われています。
家族の構成人数が減った分、1:1の関係は濃厚になっています。
たとえ子どもがしてはいけないことをしても、「バカモン!」ってお父さんが殴ったら、
それは不適切な子育てにされてしまいます。
親も子も緊張感をもって接さないと険悪な間柄になってしまうこともあります。
時代とともに家族というシステムは成員も形態も役割もすごく変化してきていることに気がつきました。
家族システムに特有の機能としては、次の9つがあるそうです。
①性愛機能
②生殖機能
③育児・養育機能
④教育・社会化機能
⑤生産機能
⑥消費機能
⑦介護・保護機能
⑧宗教機能(冠婚葬祭機能)
⑨休息・娯楽機能
家族機能が⑥消費や⑨娯楽だけになってしまっているおうちはたくさんあります。
家族と一緒にいることが一番のストレスなので、休息機能?それはないわ!なんてケースもあるかと思います。
今一度、ご自分の家族の状況を見つめ直してみませんか。
時間とともに子どもは成長し、いずれ今の家から出ていきます。
家族構造はつねに変化し続けているのです。
一番わかりやすいのは、家族への呼び方の変化です。
新婚当初は、「マスオさぁん、ダーリン♡、ねぇあなた~」だったのが、子どもができると、「パパ」とか「お父さん」になります。
そのうちに、「あんた!」「オイ!」になって、孫ができると、「じぃじ」「おじいちゃん」になり、最後は写真棚の「ほとけさん」になるんです。
親子でも呼び方は微妙に変化します。
なんとなく、最近、お子さんとの関係が上手くいってないかもというお母さん、
子どもへの呼びかけを少し変えてみるだけで関係性も変わるそうです。試しにやってみるのも面白いかも!?です。
さて、もう数十年したら、どのおうちにもドラえもんが居るようになるのでしょうかね~
コメント