定年=諦念!?

昨年ご逝去されたコラムニスト、小田嶋隆さんの新刊「締念後 男の老後の大問題」を読んでいます。
小田嶋さんのツイッター、本当に好きだったんですよ。僕より6歳年上、惜しい方はすっと天国に逝かれますね。

最近、いろいろと自分の老化を考えさせられる事件がありました。
企業に勤めていた弟が3月で定年になるとのこと。そっか~、還暦だもんな、おつかれさまでした。
・・・という僕はいつまで小児科医を続けられるんだろう。
小児科の医会では70代の先生方がまだまだ頑張っておられるので、僕なんて本当にヒヨッコです。
でも、昨年から県の副会長なんてお役目まで頂いたので、仕事はどんどん増えていくばかり。
2年後に神戸で開催される全国総会フォーラムの準備委員も拝命しました。
それまで生きているのか!?体や頭はちゃんと動いてくれるのか。まぁ、期待されるうちが華と信じて、与えられた役目をなんとか全うしたいと思います。

加齢とともに、眼や耳も衰えていきます。今年の健診で初めて「緑内障」の診断がついて、すぐに眼科を受診しなさいと言われました。もともと視神経は細かったので、そろそろ治療が必要かなぁと思っていました。精密検査の結果、今は大丈夫とのことでホッとしています。体のあちこちがいつもこっていたり、痛かったりしていますが、まぁ、こんなもんでしょう。ウォーキングできていたらOKです。締念、締念。

詳しくは書きませんが、それはないやろ!と声を荒げることもありました。
同じテーマでも、立場が違えば、意見も違います。
こどもが学校でなにか問題を起こしたっていう相談、よく受けます。
子育て中の親の立場としての意見、孫をみているようなじぃじとしての意見、かかりつけ主治医としての意見、市の教育委員会スーパーバイザーとしての意見、少しずつ違っても、当たり前です。
損得、白黒、敵味方、そんなデジタル思考の日本社会が一気に進行しているように感じます。
そうやって100年前もあっという間に戦争へ進んでいったんだろうなぁ~
自分は間違っていないと今でも信じています。でも、締念って大切だよって小田嶋さんが教えてくれた気がします。小田嶋さん、ありがとうございました。

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