兵庫県 姫路市の小児科クリニックです › フォーラム › ご相談掲示板 › インフルエンザワクチンの有効性
- このトピックは空です。
-
投稿者投稿
-
りおゲスト
こんにちは。インフルエンザワクチンについてお伺いしたく、投稿します。
現在、2歳の息子と3ヶ月の息子がおり、下の子がまだ小さいため、感染や重症化のリスクを少しでも下げたいと思い、2歳の息子にはワクチンを接種しました。
私は「ワクチンは感染そのものを完全に防ぐわけではないが、重症化を防ぎ、その結果として脳症のリスクを減らす」という認識でおります。しかし知人からは
「インフルエンザワクチンは意味がない。脳症を防ぐ効果もない」
「自然に治るもので、接種する必要がない」
といった意見を言われました。
さらに、母里啓子さん(元・国立公衆衛生院)の新聞記事が送られてきて、その記事には
「脳症は解熱剤が原因であり、インフルエンザワクチンは予防接種の中でも最も効果が乏しい」と書かれており、正直どう受け取ればよいのか戸惑っています。
一方で、小児科の先生方が「脳症のリスクを下げるために接種を推奨する」という記事も多く見かけます。実際、私自身はワクチンを打っていた頃は毎年のようにインフルエンザにかかっていたのに、接種をやめてからは一度も感染していません。
それでも、子どもの脳症が怖くて「少しでも確率が下がるなら」と思って接種してきました。ネット上でも賛否が分かれ、調べれば調べるほどわからなくなり、不安ばかりが大きくなってしまいます。
そこで先生にお伺いしたいです。
•インフルエンザワクチンは具体的に何に有効なのか
•脳症のリスクを下げる効果は本当にないのか
•接種は必ず必要と言えるものなのか野間子どもクリニックでワクチンを取り扱っておられることは承知していますが、今後の判断の参考にしたく、先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。
りおゲスト私にインフルワクチンは無駄と言ったその方は、
知人の看護師にインフルワクチンは製薬会社の儲けやで。と言われたらしく、
『他の病気は、基本流行らんやん?だからワクチンで抑えられとんやろな、って思えるけど、インフルエンザは毎年流行るもんやから風邪やん?』と言われました。
それもそうなのか?と思ってしまうのですが、、、これも踏まえて先生の意見を知りたいです。
お忙しいと思いますがまたお時間のある時にお答えいただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。こあら院長ゲストりおさん、
インフルエンザのワクチンについての鋭いご質問、恐れ入ります。
インフルエンザのワクチンについては様々な意見があり、白黒はつけられません。
以下に私の個人的な意見を書きますので、ご参考になれば幸いです。•インフルエンザワクチンは具体的に何に有効なのか
ワクチンで体内にウイルスをやっつけてくれる抗体が作られるのはたしかです。
ちなみに、A型2種類とB型1種類の抗体を作りますが、型がハズレの年もあります。
インフルエンザウイルスはのどや鼻の粘膜で急激に増えるので、
感染を抑えることはできないと言われています。
つまり、個人的にみると、ワクチンうっても罹っちゃう方はたくさんおられます。•脳症のリスクを下げる効果は本当にないのか
私も、ワクチンは重要化を防ぐ(と信じていた)ので、積極的にうちましょうと
説明していた時期もありました。
でも、ワクチンを受けていても脳症になったケースの報告もあります。
毎年ウイルスは変化して、毒性の強さも流行の規模も違うので、
脳症予防の効果があるともないとも言えません。•接種は必ず必要と言えるものなのか
コロナ明けの令和5年、夏頃からインフルエンザの患者さんが多かったので、
今年はワクチンをする意味がないと個人的に考えて、うちではワクチン接種を初めてやめました。
思った以上に反響が大きく、とくに医療関係者、小児科医の先輩からも非難?的な意見を出されました。
クリニックのスタッフには毎年うっています。
これさえうっておけば、絶対に罹らないワクチンが開発されればよいのになぁ~と、毎年思います。ワクチンと言えば、すべて要らないもの、自然に罹るのが一番!のような考えには、反対です。
麻疹、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜ、ヒブ、肺炎球菌、ロタ、ポリオなどは非常に有効で、
これらのワクチンのおかげで、子どもたちの死亡率や重症になる比率は本当に減りましたから。
これは40年ほど小児科医をしていて、痛感しています。 -
投稿者投稿