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りおさん、
インフルエンザのワクチンについての鋭いご質問、恐れ入ります。
インフルエンザのワクチンについては様々な意見があり、白黒はつけられません。
以下に私の個人的な意見を書きますので、ご参考になれば幸いです。
•インフルエンザワクチンは具体的に何に有効なのか
ワクチンで体内にウイルスをやっつけてくれる抗体が作られるのはたしかです。
ちなみに、A型2種類とB型1種類の抗体を作りますが、型がハズレの年もあります。
インフルエンザウイルスはのどや鼻の粘膜で急激に増えるので、
感染を抑えることはできないと言われています。
つまり、個人的にみると、ワクチンうっても罹っちゃう方はたくさんおられます。
•脳症のリスクを下げる効果は本当にないのか
私も、ワクチンは重要化を防ぐ(と信じていた)ので、積極的にうちましょうと
説明していた時期もありました。
でも、ワクチンを受けていても脳症になったケースの報告もあります。
毎年ウイルスは変化して、毒性の強さも流行の規模も違うので、
脳症予防の効果があるともないとも言えません。
•接種は必ず必要と言えるものなのか
コロナ明けの令和5年、夏頃からインフルエンザの患者さんが多かったので、
今年はワクチンをする意味がないと個人的に考えて、うちではワクチン接種を初めてやめました。
思った以上に反響が大きく、とくに医療関係者、小児科医の先輩からも非難?的な意見を出されました。
クリニックのスタッフには毎年うっています。
これさえうっておけば、絶対に罹らないワクチンが開発されればよいのになぁ~と、毎年思います。
ワクチンと言えば、すべて要らないもの、自然に罹るのが一番!のような考えには、反対です。
麻疹、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜ、ヒブ、肺炎球菌、ロタ、ポリオなどは非常に有効で、
これらのワクチンのおかげで、子どもたちの死亡率や重症になる比率は本当に減りましたから。
これは40年ほど小児科医をしていて、痛感しています。