Sense of Wonder を忘れないために

ブログ、ほったらかしでした。ごめんなさい。
農薬による環境汚染の問題をいち早く訴えられたレイチェル・カーソンさんの『センス・オブ・ワンダー』は、自然の神秘に気づく感性の大切さを説いた、未完の名著です。
数学がご専門の独立研究家、森田真生さんhttps://choreographlife.jp/が30年ぶりに新しく邦訳され、現在お住まいの京都で綴られた続編も収めた新版が出ました。自分の息子さんたちを通して、庭のありふれた草花や虫たちがもたらす自然の驚異や感動(ワンダー!)が、木漏れ日のように繊細なタッチで描かれています。大人になると、そうした光景は「見えているのに気づけない」ことが増えてしまいます。子どもがセンス・オブ・ワンダーを保ち続けるためには、それを共に味わい、寄り添える大人の存在が欠かせません。同時に、子どもたちの純粋なまなざしは、大人にとっても忘れていた感性を呼び覚ます貴重なきっかけになります。
絵本作家のヨシタケシンスケさんが本の帯に「かつて、この世界が好きだった人と、この先、この世界がきらいになりそうな人に、おすすめです」と書いておられます。なるほど。私も小児科医として、親子を支援しているつもりでいましたが、じつは子どもや家族からつねに大切なことを教えられているのだと、あらためて実感いたしました。

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